ジャコウネコは完熟した美味しいコーヒーの豆しか食べない。ジャコウネコの体内で消化されて腸内の酵素の作用で熟成したコーヒー豆を糞から回収したものだ。そのため、希少で高価で「幻のコーヒー」とも言われている。これまで、話しには聞いたことはあったけど、実際に飲む機会に恵まれた。

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袋に炭酸ガスを逃がす弁がついていることからも期待できそう

コーヒーミルで早速挽いてみる

全部で50グラムしかないので、水出しコーヒーとして20グラム使った
水出しコーヒーの場合には豆60グラムで約1リットルを抽出するのが標準なので、今回は300-400ml分を作る

挽いた豆を水出しコーヒー用の不織布パックに入れる

このコーヒー入りパックをポットに入れた水に浸す

常温で6-12時間程度抽出する(濃さは時間で調整)
今回はアイスコーヒーがテーマなので、抽出後に氷を入れる前提で薄まることを計算に入れて、濃いめで抽出する。

12時間後にコーヒーバッグを取り出して、冷蔵庫に移すと2-3日間は美味しく飲める
熱湯で抽出する方法と比べると熱酸化がないので、美味しく飲める。冷蔵庫で抽出すると常温の倍以上の抽出時間がかかってしまう。抽出してから冷蔵庫に保管するのが良い。
残りの豆30グラムで、水出しだけでなく普通にドリップしたホットコーヒーを冷蔵庫で急冷さる方法も試してみることにした。

抽出温度はデジタル温度計で管理

ハンドドリップで淹れる

冷蔵庫で冷やす

まずはブラックで純粋な味を楽しむ

次に牛乳を入れてマイルドな味を楽しむ
気になる抽出方法による味の違いだけど、結論から言うとアイスにする場合には、水出しコーヒーの方が全然美味しい。熱湯で抽出してから急冷した方は、どうしても抽出時の熱酸化した感じと、雑味が出てしまって苦味、渋みを感じてしまう。
熱湯で抽出する場合は、ホットで抽出直後に普通に飲んだ方が良いと思った。その場合には、コク、香りの中に、砂糖を入れなくてもほのかな甘みのような雰囲気を感じる味で、美味しく飲めた。(冷蔵庫で急冷バージョンの他に普通にホットでもティスティングした)
今回は滅多に飲めない貴重なコーヒー豆を味わうことができて有意義な体験ができた。
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