D70sとD300の描写の違い
同じニコンのデジカメでもだいぶ描写が違う。
以前、若葉が綺麗だった庭のモミジの葉っぱだけど、だいぶ新緑がしっかりしてきたので、レンズと被写体、そして撮影条件を同じにして描写を比較してみた。露出は絞り優先AEで、それぞれのカメラが適正と判断した明るさのまま無補正。
シャッター速度 1/30
絞り F5.6
レンズ AF NIKKOR 50mm 1.4D
D70sのオートホワイトバランス(かなり緑がかった印象)
D70sでカスタムホワイトバランス(色が深く濃く、しっとりとした濃厚な描写)
D300でオートホワイトバランス(かなり青みが強い・・・空や環境色の被りを正直に反映)
D300でカスタムホワイトバランス(一番、現場での見た目の記憶色や雰囲気に近い描写)
雨がパラついてきた直後の曇天の雰囲気はどれも表現されているが、意外と古いカメラのD70sもしっとりとした深く味のある描写をしている。一方でD300の方は明るく万人受けする絵となっていることが判る。
世代ごとに進化して性能が上がって描写が良くなってきているけど、古いカメラでも使いこなし次第で、まだまだ綺麗な絵が切り取れる。
全く同じシーンだけど、これだけカメラや設定での色合いが違ってくるとなると、時間が経過してから写真を改めて見た時の印象もだいぶ違ってくるだろう。何も考えずに手軽にオートで撮影するのも良いけれども、可能な限り、きちんと手間をかけてホワイトバランスを設定してやりたいと思った。
※モニターの明るさや色の調整が正確にできてないと、きちんと評価できないというのは言うまでもない。
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