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2011.07.05

BOEING 787の機体の側面に謎が6つ

Dscf0040w320

A:(文字の周辺に)丸い白と銀のプレートがいくつかある。これらの機能は?
B:(文字の下辺り)ステップみたいな楕円形の蓋が二つある。これは?
C:常時吸い込む機能のインテークの行き先は?
D:可変吸気の機能のインテークの行き先は?

Dscf0023w320_2(クリックで拡大)

E:恐らく対気速度を測るピトー管だと思うけど、斜めについているのは何故?
F:赤丸で囲まれた部分は?

機体の側面を見ただけで、いくつも疑問が発生してしまった。

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コメント

ANAに問い合わせたところ、素早く丁寧に説明と解説をいただいた。とてもありがたいことで勉強になった。

A: 白い方=Positive Pressure Relief Valve

圧力開放弁で機体の内圧が過度に上昇した際に構造を守るために圧を逃がすための弁。(機内の圧力を外に逃がします)従来機にも類似のものが装備されている。

銀色の方=STATIC Pressure Port
「静圧」を測定するための穴です。主に高度や速度を測定するためのDATAをとるもの。

B:Negative Pressure Relief Valve
圧力開放弁で機体の内圧が外圧よりも過度に減少した際に構造を守るために圧を逃がす弁です。(外圧を機内に引き込むことにより機体が負圧で損傷を受けるのを防止するもの)従来機にも類似の物が装備されてる。

C:Pack Ram Air Inlet
機体エアコンシステムの熱交換用の外気を取り入れる入り口。奥に熱交換器があり、機体後方にはこの外気の出口がある。従来機の類似の位置にあるものと機能は同じ。

D:Cabin Air Compressor(CAC) Inlet
B787型機では、従来機と大きく異なるシステムとして、客室内の与圧(高い高度を飛行する際に客室内の気圧をなるべく地上と同じ環境にするシステムで、簡単にいえば機体という風船を膨らまし続けることで圧力を維持するもの)とエアコンシステムがある。従来は、この動力源としてエンジンからの高圧圧縮空気を用いていたが、B787型機ではエンジンからの空気を使用することをやめて電気モーターで作動するエアーコンプレッサーを使用している。Dに該当する入り口は、このコンプレッサーへの空気の取り入れ口でB787型機ならではの装備といえる。

E:Angle of Attack(AOA) Sensor
飛行中の機体姿勢(迎え角:AOA)を測定するセンサー。
このセンサーのDATAを利用して高度の補正や失速速度の計算をしています。写真上で曲がっているように見えるのは、当該センサーはくるくると回るようになっており、地上では飛行中の気流がないために風などで変な方向を向いてしまっている。実際には機体が離陸に際して加速すると、自然に正規の位置に戻るようになっています。(風見鶏のようなしくみ)従来機にも類似のものが装備されています。

F:Side Slip Static Port
試験機のため装備されている計測器で、最終的にはなくなる予定のもの。飛行DATAを収集している。

このほかにも外側には試験機ならではの計測器がいくつか装備されている。

投稿: かわはら | 2011.07.13 21:29

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