どこでどう両替するのがいいのか
海外旅行をする時には当然、現地の通貨が必要になる。たとえば日本から中国へ行く場合には、日本円を人民元に両替する必要がある。
外貨の両替をする場所はけっこう色々ある。ここに紹介する後にいくに従って、レートは有利で良くなるけど、リスクや手間は増えていく。
まずは日本国内の主要都市にある大手銀行の外貨取り扱い店。ここで両替するとレートがイマイチ(つまり割高で若干損する)だが、事前にゆっくりと準備できるというメリットがある。きちんと単位枚数ごとに封入されていたり、帯がついていたりして、たくさんの紙幣になりがちな場合でも混乱しないで済む。そして落ち着いて数えたり、自宅を出る前に十分検討して荷物に分散配置させるなどの準備ができる。現地で両替するのとは別次元の安全性を買うということになるだろうか。
次に出国する空港内の銀行の出張所。写真の上のレートの表示がそうだ。搭乗前の時間を有効活用できるメリットはある。そして両替した後に札束を公衆の前で数えたり荷物の中にしまったりすることになるが、比較的安全な「国内」ということで、リスクは許容範囲内か。ちなみにこの日は1元が15.57円レートなので10万円を両替すると、6422元ということになる。(実際には6400元渡されて、端数分の22元*15.57=342円が日本通貨のお釣りで戻ってくるが、これは無視しよう。)
到着してから現地の空港内の銀行の出張所。これは写真の下のレートの表示がそうだ。空港内も税関の内側と外側があり、外側はもう客引きがうようよしているから、そんなところで札束見せたりするのは、ターゲットにされるようなものだから、避けたいところだ。上と同じ日のレートで0.067924。日本でのレート表示と逆数になっていて判りにくいが変換すると1元が14.72円だ。10万円を両替すると6793元受け取れることになる。
日本で両替した場合と、現地で両替した場合で10万円当たり、400元(6000円)分くらいの差が発生するというわけだ。
そして空港から離れて街中の銀行での両替も選択肢の一つだ。ここが一番レート的には良いし、リスクも空港よりかなり少ないだろう。だけど、そういう場所に行くのが問題になってくるかもしれない。また手続きをするのに現地の他の用事の人の列に並ぶ必要があるので、かなりや手間がかかるというデメリットもある。
いずれにしても両替は必要最低限にとどめておきたい。使い切れずに余ってしまった現地の通貨は両替の時にもらった伝票とパスポートを見せればその範囲内の金額で一定期間内であれば、日本円に両替することはできるが、両替するたびに1割近い手数料を取られているわけだから、二回往復で両替すると2割程度減少してしまうことになる。現地通貨で1万円分余らせてしまうと日本円に戻すと8000円になっているということだ。
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コメント
こんばんは
そうですねー両替にはデメリットの方が多いですね
私は、日本の銀行(MIZUHO)のインターナショナルキャッシュカードを利用しています
このカーdふぉは日本でMIZUHO銀行の貯蓄預金に入金しておけば、海外の「Curusu]マークのあるATMでそのつど現地通貨で引き出すことができます
若干の手数料はかかりますが今のところ両替屋よりも割安感があります(計算したことが無いのでわかりませんが)それと小額を何回も引き出せますので大金を持ち歩く必要がありません「Curusu]マークのATMは街中いたるところにあります
ですから、私は2万円位づつ換金しています
インターナショナルキャッシュカードはどうしたことか、今ではMIZUHO、のほかは新生銀行(PLUSマーク)など数行しか取り扱いしていないようですが
新生銀行ですとその日に発行してくれるようです
なかなか便利なカードですよ
投稿: 焚き火野郎 | 2009.07.06 22:19
■焚き火野郎さま:
情報ありがとうございます。私、新生銀行に口座を持っていますので、早速調べてみます。
現地で現金を持ち歩かなくて済む安心感は計り知れないですよね。その分、ATMの場所は要チェックですね。
投稿: かわはら | 2009.07.06 22:27