中国のバスの車掌さん
これも中国での人海戦術での仕事の進め方の一つ。日本での「ワンマンバス」と違って中国ではバスに車掌さんが乗っているケースが多い。
とりあえずバスに乗り込み席に着くと、車掌さんが来てこうして切符を売りに来るわけだ。感心するのは、多くの乗客が既に乗っていて、バス停で乗り込んできた複数の客がバラバラにあちこちに座っても、確実にそれらの人のところを回っていることだ。
そして驚いたことに今回は車掌さんがちゃんと仕事をしているのかの抜き打ち検査も行われるのだ。バス会社の社員数人がいきなり乗り込んできて、乗客の切符の数を確認して、実際に売った数、現金が一致しているかを確認していた。車掌さんが自分でお金を取ってしまうことも可能なので、それを防ぐためにきっちりとシステムが組まれていることを知った。
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コメント
日本のバスの料金ボックスを見ると、大きなカラー液晶モニタや両替機能。さまざまな支払方法への対応など、ハイテクの固まりになっていますよね。そんな機械を取り付けていても、先日名古屋市の交通局で運転手が「料金詰まりを解除する機能」を悪用して集団で大金を長期にわたり横領していました。全く馬鹿らしい話ですが、機械ってのは盲点をつけば弱いですからね。名古屋市長も言ってましたが、こういう公金横領は、かなり根が深いはずです。
このように、人間による抜き打ちの厳しいチェックをするのが、一番確実であり規律も保てるんでしょうね。こういう面では、日本など地方の有料道路や駐車場など怪しい限りなので、中国の公金に対する厳しさを感じますし、お国柄だと思います。日本って、その辺が非常に甘いですよ。
私も三河の三ヶ根山ドライブウェイの料金所のオッサンに、通行料300円を誤魔化された(盗まれた)腹立たしい経験があります。領収証を渡そうともしない最低の係員が雇用され続けている辺りが信じられない有料道路です。
……って愚痴は、ともかく。この車掌、恐そうですよね(笑)。爬虫類系の、いい顔しています。
投稿: | 2009.07.30 01:03
相変わらず記名を忘れています(笑)。
投稿: kajitani | 2009.07.30 01:28
■kajitaniさま:
記名の追記もありがとうございます。内容から誰からのコメントかは推測つきますが、助かります。
公金横領は、報道されているのは氷山の一角で、発覚してないものも多いのでしょうねぇ。ハイテク装置は、盲点がありますから、知識のある人がそこをつけば楽勝ですよね。生の人間による厳しい抜き打ちか完全な検査をしない限りは防げない性質のものだと思います。
日本では「性善説」、中国では「性悪説」を元にシステムが組まれているのかもしれません。
投稿: かわはら | 2009.07.30 07:49
■kajitaniさま:
車掌さんの顔つきの件、全く同感です。
下手にカメラを向けるとやばそうだったのでカメラを普通に構えずに、自分のお腹の辺り持ってケータイでもいじっているふりをして、さりげなくファインダーを確認しないで、こっそり撮影させてもらいました。
投稿: かわはら | 2009.07.30 07:51
車掌さんですか。
なんか懐かしいです(^^)
昔は、首からかばんをぶら下げて、切符売ってましたね。
ま、機械にしろ人間にしろ、抜け道はあるもんなので、イタチごっこの感はあります。
どこにもずる賢い方はいるものなので。
投稿: G~ | 2009.07.30 19:08
■G~さま:
そうなのです。古き良き時代の日本の風習が残っているという感じですねぇ。
賢い人には悪巧みではなく、善行に能力を使って欲しいですよね。
投稿: かわはら | 2009.07.31 04:48
大型の性もありますが、車掌が二人乗務のバスにも乗りましたよ。
市内バス全部に言えますが、満員×1元で計算しても計費は出ないようにも思うのですが公共サービスなのでしょうね。
投稿: ハゲおっさん | 2009.08.04 02:04
車掌二人がフル稼働でしょうか?男の社員数名の査察の時に、同時に予備の車掌が乗り込んできましたが、私の乗った範囲では基本的には一人の車掌でした。
それからハゲおっさんさまの時は一人1元でしたか?私の時は一人2元でした。
それでも経費でなそうで、公共サービスというのは同感です。
投稿: かわはら | 2009.08.04 02:11