養生しないんですね
これは私が中国で泊まったホテル。中国らしい派手な外観に建物全体が塗装されている。
外や下から見た場合には気づかないが部屋の窓から壁にくっついているエアコンの室外機を見るとペンキの垂れの跡が思いっきりついている。
日本では塗装工事の時にこういうところを養生するのは当たり前だけど、中国では気にしないらしい。きっと地面はもちろんのこと、下に停まっていた車とかもこうなっていたのだろうなと思った。
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これは私が中国で泊まったホテル。中国らしい派手な外観に建物全体が塗装されている。
外や下から見た場合には気づかないが部屋の窓から壁にくっついているエアコンの室外機を見るとペンキの垂れの跡が思いっきりついている。
日本では塗装工事の時にこういうところを養生するのは当たり前だけど、中国では気にしないらしい。きっと地面はもちろんのこと、下に停まっていた車とかもこうなっていたのだろうなと思った。
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コメント
極彩色のビルと、ペンキだらけの室外機。すごく上手い描写ですね。これにコメントを添えるだけで、現在の中国という国の雰囲気が、手に取るように伝わってきます。このような、いわゆる「大陸的」な人たちだと理解した上で、どれだけの人が彼らと商取引しているのでしょう。電話やメールだけの付き合いや、現地に行ったとしても高級ホテル住まいでは、得られない価値観かと思います。
は、ともかく。このエアコン工事には別の面も見受けました。冷媒管(ガスパイプ)が室外機の裏で、大きくループを描いてから室内に貫通していますよね。一見、配管部材の無駄と見えるこの工事は、実は非常に理にかなったものです。
室内外を結ぶ冷媒管が短いと、液状の冷媒フロンや冷凍機オイルが室内機側に必要以上に流れてしまい、致命的な故障を起こします。それを防止するための(ループ)施工法なんですね。
日本では「安かろう、悪かろう」のエアコン工事が横行しており、真っ直ぐの短い冷媒管で接続してあるエアコンがよく見られます。「エアコン取り付け費無料!」などと言う大型販売店が増え、取り付け工事業者の質やモラルが低下した結果の粗悪施工です。中国で、このような小型エアコンでも「まじめに」施工してある写真を見てしまい、ある種の感慨を受けました。
投稿: kaji | 2009.06.25 23:04
現地の日本企業は、そういう人たちを労働力として使っているわけですから、苦労しているようです。日本の常識は中国の非常識です、中国の常識は日本の非常識で、文化や考え方が全然違いますからねぇ。
見る人が見るとエアコンの配管、施工のポイントまで読み取れるのですね。こういう部分は教えてもわらないと解らないことですので、ありがたいことです。
投稿: かわはら | 2009.06.26 09:02