HDDからの完全削除
廃棄したパソコンやHDDからの個人情報や企業の情報の流出の話を聞くことがある。フォーマットしていないのは論外だけどパーテーションを切りなおしたりフォーマットした後でWindows上からは何もファイルがない状態でも安心できないことが今回のファイルの復元作業で身をもって理解できた。フォーマットしただけではディスクの管理情報が書き換えられるだけで実際のファイルのデータは残っているのだ。それほど技術を持っていなくても復元ソフトを利用すると丸々に近い形で再生できてしまう。
それを防ぐためには一度HDDの全領域に無意味なデータを上から書き込んでやる必要がある。
Windows 2000_SP3以降、Windows XPの場合はOSで標準でcipherというコマンドがある。NTFSのドライブは問題なく処理できるので手持ちの外付けのHDDや内蔵用HDDを処理しておいた。
また復元の際に利用したフリーソフトにもディスク内のデータを完全に削除する機能もついていた。
そしてこの機能に特化したEraserというソフトも試してみた。
いずれも処理するにはかなりの時間を要するが、今後PCやHDDを手放す場合には必要なことだと思った。
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